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執筆者の写真ATAKIKAKU

ショーン・タンの世界展

更新日:2020年1月8日

事務のかとうです。


夏ごろのことなのですが、

「ショーン・タンの世界展」にいってきました。


西武新宿線は上井草にある「ちひろ美術館・東京」

ご存じですか?






絵本作家いわさきちひろといえば水彩絵の具の柔らかなタッチの画風で有名ですよね。

ちひろ美術館は、そのいわさきちひろの自宅兼アトリエ跡に建てられた小さな美術館です。

全館バリアフリー、赤ちゃんを連れて入館できる美術館はそうないのではないでしょうか。

1時間ほどで回れてしまうので、気軽に立ち寄ることができます。



しかし今回の目的はいわさきちひろではなく、企画展の「ショーン・タンの世界展」です。






ショーン・タンはオーストラリアの絵本作家。

彼の作品の中ではたびたび、ちょっと怖いような、かわいいような、不思議な生き物たちが登場します。


「セミ」の絵本は日本でも少し話題になったかと思います。

サラリーマン風のセミの哀愁のあるお話はとても印象的です。


ちなみに私が好きなのは「エリック」という絵本です。

エリックは人ではない不思議な生き物、へんてこなものがへんてこであることをあたりまえとしている、

「???」と首をかしげてしまうけれどかわいくて、魅力あるキャラクターとストーリーです。



思わず自分と照らし合わせたり、過去を振り返ってしまうような、

文章よりも絵で訴えかけて、人を引き込んでしまいます。

大人が読んでも楽しめる絵本ばかりですよ。



彼のアトリエの再現や、鉛筆のラフ画、油絵、粘土の造形作品、

また、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したアニメの放映もありました。


広くはなかったのですが、充実した展示でした。

子供ができてからはなかなか美術館に行けなかったので、ひさびさに一人でゆったりとした時間がとれました。


また時間を作っていきたいですね。

展示はもう終わってしまったのですが、興味があれば絵本を読んでみてくださいね。


私は思わず絵本とポストカード買ってしまいました。





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